クンツァイトは、1902年に鉱物学者のG・F・クンツが、アメリカのカリフォルニア州で発見したスポデューメン(リチア輝石)と呼ばれる鉱物の一変種です。発見された当初はトルマリンと判断されたものの、クンツ博士が調べ新しい石であることが解りました。その後、科学者のチャールズ・ヴァスクビルが、クンツ博士の名にちなんで「クンツァイト」という名称を科学論文に発表しました。
ラべンダーの色味のあるピンクが持ち味で、見る角度によって色の濃さが違ってみえるのが特徴です。
アメリカのカリフォルニア州で最初に発見された事から、カリフォルニア・アイリスとも呼ばれています。
それまでスポデューメンの主用途は、リチウム金属あるいはその化合物の原料にするくらいでした。しかし、クンツァイトのように宝石となる変種が発見され、エメラルドグリーンのもの(ヒデナイト)や黄色、黄緑色などの結晶も発見されて、宝石学上、重要な石として位置づけられるようになりました。
無限の愛、自然の恵み、純化された存在を象徴する石といわれています。またこの石は、感情のバランスを保って安定させ、穏やかな心と愛情に満ちあふれた雄大な心へと導く力があるとされています。そのエネルギーは、循環器系にその効果を発揮して、心臓や動脈などの血管を強化し、血液の流れをよくし、体内全体に酸素を行き渡らせる効果があるともいわれています。
クンツァイトは日光で褪色します。また、劈開性があり割れやすいので、取り扱いには注意して下さい。
鉱物データ
【名称:英名】 Kunzite(クンツァイト)
【名称:和名】 リチア輝石(りちあきせき)
【誕生石】 4月24日 【宝石言葉】 愛の予感
【分類】 珪酸塩鉱物 【成分】 LiAlSi2O6
【硬度】 6.5-7 【比重】 3.15-3.2 【結晶系】 単斜晶系 【屈折率】 1.66-1.675
【主要産地】 ブラジル他