砂漠のバラ　（デザートローズ） -----　願いを叶え、悪縁を絶ち、平穏な生活が送れるように導いてくれる　-----

　鉱物データ

【名称：英名】　Desert Rose　（デザートローズ）
【名称：和名】　砂漠のバラ　（さばくのばら）
【流通名】　---
【宝石言葉】　愛・知性
【誕生石】　---

【分類】　硫酸塩鉱物　　　【グループ】　---　　　【組成式】　---
【産状】　ばらの花びら状の結晶　など
【結晶系】　---　　　【透明度】　---
【光沢】　---
【色】　---
【条痕】　---　　　【劈開】　---　　　【断口】　---
【硬度】　2　　　【比重】　---
【屈折率】　---　　　【複屈折】　---
【主要産地】　メキシコ・オーストラリア・モロッコ・アメリカ　他

　

砂漠のバラは硫酸塩鉱物に属する鉱物で、バラのような花弁状の重なりからなり、砂漠の中（オアシスの跡地）から産出されます。石膏（ジプサム・Gypsum）によって生成されるものと重晶石によって生成されるものがあります。また、半透明から透明の僅かにピンク色を帯びた花びら状に結晶したカルセドニーによるものもあります。オアシスが徐々に干上がってくると、元々水に溶けていた硫酸カルシウム（CaSO4）や硫酸バリウム（BaSO4）が水に溶けなくなって析出します。この硫酸カルシウムや硫酸バリウムが周囲のミネラルをともなって結晶したものが砂漠のバラといわれています。

砂漠のバラは、オアシスの跡地で砂の中にしみこんだ水分が、周囲のミネラルを溶かして、貝殻状の結晶を形成するために出来上がるとされ、通常は、地下数cmから数mの位置で多く生成されるといわれています。砂漠のバラは硬度2と柔らかく、石の性質上、水や衝撃に弱く、脆くて壊れやすいのでお部屋のオブジェとして安置するのがいいでしょう。

　語源

砂漠のバラはその外観と産出箇所（砂漠）に由来して「DesertRose（デザートローズ）」と名付けられました。日本名は英名の直訳です。

　伝承・効果

砂漠のバラには願いを叶える効果があると云われています。また、身体内部から発生する病魔に対して、防御抑止するパワー等をもたらすと云われています。

砂漠のバラは、乱れがちな精神を平静に保ち、自分にとって不必要な人との縁を切ったり、悪しき慣習を断ち切ったりする効果があるとも云われています。悪縁を絶ちたい時、つきあう人を選びたい時に役立つことでしょう。効果のキーワードは「愛・知性・平穏・平静」です。

　浄化方法

クラスター・さざれ石・流水・スマッジング・日光浴・月光浴　（個々の浄化方法についてはこちらを参照して下さい）

砂漠のバラは硬度2と非常に柔らかく脆い鉱物です。また構造上、破損しやすい性質を持っていますので、取り扱いには特に注意が必要です。優しく扱ってあげて下さい。

　メーテルのリーディング

迷子にならないようにというお守りのようです。見渡す限り砂漠の中を盲目の人が歩いている中国のような大陸を横断しています。その人はその砂漠のバラを持って迷わずに真っ直ぐ歩いているのが見えます。

　おもしろ豆知識

※　砂漠のバラが発見される場所は、かつてオアシスが存在した場所です。

※　砂漠のバラは、アメリカ先住民の間では、戦士達のお守りとして用いられたそうです。

　

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